大好きなビストロにいた時
今、この瞬間、この場所には愛が溢れていて
全てが美しいと思った。
人の笑顔であったり、想いを込めてお料理を作ってくれたシェフであったり、そのお料理を丁寧に説明してくれるスタッフであったり、
お料理を口に運んだ後の嬉しそうな表情のお客様であったり
でも、何より、目に見えないものが
この空間を作っているのだと私は思う。
このビストロが大好きで訪れる人たちの想い。
その想いを存分に汲み取り、それ以上のスペシャルなものを提供しようとする彼らの心。
ゆっくりと考える時間が久しぶりに出来た時、改めて思ったことは
何をするのかではなく、どれほどの想いをそこに込められるか。
解決策を探しながらTo do list に気を取られていたこの1か月、
人生は私にベストなタイミングで答えをくれる。
原点に立ち返ること。
それは愛。
ビストロでのその時間、大切な彼女のブログに足を運んだら、彼女が敬愛する女性と素晴らしい時を過ごされる予定であることを知った。
一連の流れがとても美しくて、答えを証明してくれている、そんな時であった。
本当に、何から綴ろうかと思う。
込み上げる想いに、まだ言葉を見つけられずにいる。
パリに住む、美しき女性、愛するAsamiさんと過ごした時間。
今、彼女の人生において、1分でも無駄にできぬほど時間が貴重であることを知りながらも
出来る限りの時間を共に過ごし、今ここに存在する愛を目一杯感じていたパリでの時。
5か月振りの彼女は、より一層の美しさを纏い、その美しさを敏感に感じ取るパリの人々を隣で愛おしく想いながら
彼女の覚悟を決めて人生を生きる強さと共にある美しさに、私は感銘を受けていた。
美だとか愛だとか、
抽象的で、地に足がついていないように思われがちなもの。
けれども彼女は、それらを現実的に表現する術を知っている。
この世はお花畑では無い、だからこそ美しさを追求することの価値をどれだけ感じ、投資出来るか。
ベルサイユ宮殿へと向かう時、それはまるで映画のような時であった。
クラシックが流れる美しい車の中から見えるパリの街並み。
車の中からのパリの街並みは、美しくないものなど存在しなかった。
車内の全員が、個々に美しさを感じながら、美しい音楽を聴きながら
そこに存在する空間、それぞれの想い、
これが愛であると何度も思い、感じ、
幸せをかみしめた。
ある夜の出来事。
美しい家族の夕食に私も参加させて頂いた。
それは今、思い出すだけでも胸が一杯になる時であった。
肌で感じた愛に溢れた時間。
一人一人の美しい表情を鮮明に思い出す。
それは本当に美しくて、かけがえのない時とはこの事であると感じた。
彼女と一緒に出かける時、それはビストロでも、スーパーでも、
彼女の心からの微笑みは、お店の方の表情を一瞬で穏やかにしてしまう。そんな素敵な瞬間を何度も目にした。
最終日、ホテルまで来てくれた時もそうだった。
彼女と彼女が愛する家族が、美しく在り、愛される理由はここにもある。
Asamiさんからの限りない愛、
そして目に見えるものも見えないものも、
沢山の大きなギフトを下さり本当にありがとうございます。
また一つ、美しい世界を見せてくれたAsamiさんへ
心からの感謝と共に。
Tomoko
5ヶ月前に美しい時間を過ごした場所へ、再び向かう。
前日の仕事の負担があったから、と彼女は笑いながら話していたけれど
どこから見ても美しさには変わりはなく、
寧ろ5ヶ月前に比べて、透明感が増し
大変なスケジュールの中、このような時間を作ってくれたとは思えぬほどの余裕が
彼女という美しい人をより際立たせていた。
女性として、
例えば前日の疲れが顔に出ていることにため息をつくこともあるけれど
彼女のようにそれを笑い飛ばせる余裕や、
自らの人生に覚悟を決めて歩み始めた彼女の生き方や
彼女の存在そのものが美しいのだと私は思う。
誰がなんと言おうと、世の中がどうであれ
美しさとは目に見えるものに留まらず
造作を超えたところにある。
人の数だけ美しさがあり
人の美しい瞬間に立ち会うことを愛している私は、彼女に会うためにパリへ足を運ぶ。
ウィンドウに飾られる美しい作品。
一日に一体何人もの人々が立ち止まって、振り返って、思わず写真を撮ることだろう。
それらが生まれた地球の裏側の場所であっても、
距離とは関係なく、人々を魅了してやまない。
それらが持つ、底知れないパワー、突き抜ける鋭角なセンスは
今この時代、恐らく彼にしか表現が出来ないはずで、立ち止まる人々がそれらを物語る。
世界の最先端を行く、芸術をファッションで表現した作品。
ブティックの照明が切れ、スポットライトに照らされている芸術を見ながら
なんてcoolなのだとため息が零れる。
着て行く場所がどこであるか、何を合わせるのか、など必要の無いこと、
芸術品を目の前に、思考を巡らすのではなく、
魂で感じてみる。
袖を通した時に、一瞬にして鳥肌が立ってしまうほどの感覚を左脳で処理は出来ないのだから。
メゾンとはエネルギーを纏うこと。
メゾンでなくとも、このように美しいものを生み出そうとする人々が
どれほどの苦悩と対峙していても、必ず報いがあることを伝えたい。
権威に決して驕ることなく、
個人主義だけれど、根底にあるのは
他人を重んじる心。
人に緊張感を与えず、個人が最大のパフォーマンスを発揮できる環境を
自然に作る。
センスとは、
見た目のような表面的なものではなく
寧ろ、目に見えぬ、言葉の選び方や
会話、気の遣い方。心からの言葉と笑顔。
私のクライアントである美しい女性が、
彼女のために
それは美しい花束を手にして現れた。
パリに住む、美しいソウルメイトがいつか送ってくれたメッセージの中に
美しい女性が、美しい花束を持って歩く。
それは芸術です、と。
この世に存在する無限の美しいもの。
一度限りの、この人生において
どれだけ気付くことができるのか
息が止まってしまうほどの美しい出来事に
どれほど出会えるか
きちんと目を見開き
心と身体と魂が繋がり
美しいものを美しいと感じられる感性を
磨き続けること
日常こそアーティスティックに生きる
この一瞬は二度とない。